しらみとは
しらみとは人間の頭髪や衣服に寄生し、血を吸って生きる寄生虫ことをいいます。
しらみに血を吸われると、強いかゆみが生じます。
しらみの中でも、衣服に潜むコロモジラミは、有史以来、
発疹チフスを媒介する大害虫として恐れられてきました。
生活環境の改善により、日本ではすっかり目にしなくなったハズのこのしらみですが、
最近ふたたび増えてきて目に付くことが多くなってきています。
海外旅行者が増えたため、海外でしらみに感染して、
それを日本国内に連れ帰ってしまうことが、大きな原因のようです。
しらみ"という名の語源は"白虫"からきていると言われます。
空腹時のアタマジラミは白っぽく、血を吸うとしらみの体が赤くなっていきます。
ノミは成虫、カはメスの成虫だけが吸血するのに対し、しらみの場合はオス・メス関係なく、
また幼虫から成虫まで一生を通じて血を吸います。
最近、アタマジラミが幼稚園児や小学生の頭に発生していることが話題になっていますが、
頭を洗うだけでは簡単にとることができません。
しかも卵は7〜10日でかえるので、どんどん増えてきます。
実際には感染にほとんど関係のない
「不衛生な環境がしらみ発生の原因」とする誤解もあり、
誰にも相談できずに悩む親御さんが多くいらっしゃるようです。
しらみの卵を取り除くには
しらみを退治するためには、しらみの卵を完全に取り除く必要があります。
いくら成虫をやっつけても、卵があれば奴らは何度でも姿を現しますので意味がありません。
では、どうやって卵を取り除けばいいのでしょうか?
それにはニットフリーコームのようなしらみ退治専用の櫛を使って卵を除去するしかありません。
残念ながら髪を梳かすために使うふつうの櫛では目が粗いため、小さなしらみの卵を取り除くことができないのですね。この方法は、平安時代より昔から行われていた伝統的な退治方法です。源氏物語に出てくる平安京のお姫様なども、この方法で日々、しらみと戦っていたようですね。1つも残さずしらみの卵を取り除くのは、髪の長い女性たちにはとってはかなり根気のいる作業だったようです。
まさに虱潰しの大変な作業になりますが、このようにしらみ退治方法の1つとして、
このしらみ専用すきぐしで、卵を除去するというのがあります。
しらみ駆除に効果の無い方法
市販のシャンプーで頭を洗う
しらみは、お風呂で毎日シャンプーして、頭を清潔に保っていれば、いなくなってくれるのでしょうか?
しらみをあなどってはいけません。
しらみの卵は、髪の毛にしっかりと固着されているので、
ふつうのシャンプーで洗髪しても落ちないのです。
しらみの成虫はシャンプーで洗い流すことができますが、
しらみは1日に8個の卵を生むと言われているので、 いつの間にか復活してしまいます。
もちろん、頭を洗って清潔に保っておくことは大切ですが、
シャンプーを欠かさず行っていれば自然と治るということはありません。
しらみの卵を除去するには、櫛目の細かいしらみ除去専用の櫛を用いる必要があります。
ドライヤーで加熱する
しらみも当然生き物ですから、熱に弱く、幼虫、成虫、卵とも、
60度以上の熱に10分以上さらしておくと、死んでしまいます。
では、ドライヤーで髪に熱風を当てるというのは効果的な駆除方法なのでしょうか?
実は、あんまり意味がありません。
ドライヤーを使うと、熱風を当てられたしらみは、驚いて髪から飛び出します。
飛び出すのですが、死ぬわけではないので、他の人に感染してしまう可能性があり、
瞬間的な熱では殺虫することはできません。
ニットフリーコーム シラミ駆除 しらみ卵駆除櫛
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